1980Cliffhanger

秋の湖畔。ここから見た中島は一番。

湖西岸には、
湖畔を周回する道の中でも、
一番『クリフハンガー』な感じのする場所がある。
ガードレールはとぎれとぎれの縁石しかなく無く、
直立する断崖絶壁に沿って、
片や断崖絶壁、片や青い湖水で、
きついカーブの連続する場所だ。
天気の良い朝は太陽にがんがん照らされて、
たいそう気持ちがよい場所だ。
夏の夜自転車でここ走ると、
湖畔に浮かぶ中島がものすごく不思議に美しい。
しかもあの不細工なウィンザーホテルも、
満月の元にみる様は不思議だ。
洞爺湖はカルデラ湖だから湖自体が巨大な噴火口だが、
もし湖水を抜いた場合この道は湖底から100m位はあるか。
そしてその頂上に巨大な人工建造物のホテルがある。
700m以上もの落差がこんな狭い場所にあるわけだ。
ここは釣り人がよく針を下ろしている。
当然車で乗り付けるのであるが、
崖っぷちにその止める様をみる、
湖畔側にちょっと傾けなければ止められないくらい狭い。
なんとなく『クリフハンガー』だ。
勿論湖畔に点在する集落はみな『クリフハンガー』。
火口の断崖絶壁を水平にくねる道路が周回している。
泳げば、
中空をふわふわ浮いている感じか。
秋の事だが、
こんなちっぽけな町で靴を買ってやるぞと決意してしまった。
地元のローカルなDIYで買ったスノーシューズっていうのか?
どの棚を見ても無名のブランドがディスプレイされてた。
どれも値段の割りになんとなくよさげな感じ。
でっかい青と紫のカラーリングの長靴と一緒の棚に陳列されていた靴だ。
黒いゴムに真っ赤なライン。
MADE IN CHAINA。
1980円の値札。
Cliffhangerの真っ赤な文字!!

